nekoyanagi0777’s diary

僕の/私の 脳内メモリー

置き土産

教育実習を終えた。

 

死ぬほど忙しい3週間だった。

 

教育関係の科目はこれ以上なくしっかり受けてきたし、先生に発展的な質問をするくらいだし、大丈夫だろうと思ってた。

 

どうやら間違っていたみたいだ。

 

それはそれはもう死ぬほど忙しくて。

 

初日は、勝手も分からず、先生が捕まらないので何も進まず。

 

ただ膨大な情報を消化するのに精一杯だった。

 

二日目から授業実習がスタート。

 

プリントが無ければ言ってくれと言ったのに、授業後に言いにくる生徒。

 

色んな生徒がいたが全部いい勉強になった。

 

そんな中、自分によく話しかけてくれる子がいた。

 

その子は、聞いてもないのに自分自身の色々を教えてくれた。

 

かわいらしい子だった。

 

クラスメイトのこと、部活のこと、家族にしか教えていない自分の夢のこと、好きな人のこと、沢山話してくれた。

 

最後には個人的な手紙ももらった。

 

自分もあの子に何か送りたいと思ったが、実習生の立場では難しい。

 

何か物をあげられないか、歌のプレゼントはスキルがない、ピアノも弾く機会がない。

 

色々考えた末、これだろうと思うことが浮かんできた。

 

そんなこんなで自分があの子にあげられたものはただ一つ、「私もね、ある先生のことが好きなんだよ」、という話であった。