あなただらけだった
中学3年生の頃、私の日々はあなただらけだった
その青春を色付けた曲たちをイヤホンから流してた、今日は、そんな、あなたを思う朝だった
歩いているとあなたに似た人が私を追い越した
ぼーっとしていた私は、もしかして、と思ってその人の顔を覗こうとしたけど見えなかったの
こんな髪色だったっけ?こんな雰囲気の服着てたっけ?いろんな疑問が出てきたよ
急いでいたその人は、走って行ってしまった
もしその人があなただったなら、よっおはよう、って声をかけてくれたなら、どんなに良いんだろう
そんな事ないんだろうけど
昨日、既読無視されたLINEには、私から他の話題を振った
あぁ、話したくなかったら素直に言って欲しいよ
あなたは嫌な感じを出さずに話してくれるからさ、話しちゃうじゃない
なんだかんだ三年間、あなたを思っているよ
また元に戻ろうだなんて、私のご身分じゃ言えない
でも、あなたとLINEをする仲だけでは、居られないんだよ
今日の朝、あなたに似た人の背中を見ていた、だんだん遠く、遠く、私には遠い、小さな背中になって、それと真逆にイヤホンから聴こえる曲はペースを上げていって
そんなaikoは恋する私の全て