nekoyanagi0777’s diary

僕の/私の 脳内メモリー

雨だね

この前音大祭に行った。

 

そこは僕の目指している大学。

ピアノ実技入試は約2週間後。

 

ここを受けるため、僕は部活を犠牲にした。

 

中学まで入っていた吹奏楽部、僕はアルトサックスを吹いていた。

高校生になっても続けていたかったけど、二兎を追う者は一兎をも得ず、仕方なく諦めた、犠牲にした。

 

高校1年生の頃は大変だったなぁ。

部活が無い生活がこんなにも寂しいなんて、想像してもなかった。

学校から早く帰って、入試に向け、一人でピアノを練習する日々、孤独の音楽。

高校は中学より必然的に楽しくなるものだと思ってたんだよなぁ。

異性と接触しなくなったのも、一緒に食事に行くことに体が抵抗を感じ始めたのも、その頃からだったっけな。

あ、高校2.3年はいたって楽しいよ。

 

だから僕は入試が終わったら一生懸命サックスを吹くんだ、吹いてやる、宝島のソロだってもう一回格好良く吹けるようにしてやる。

それが楽しみなんだ。

 

音大に入ったら環境が変わるから、一緒に食事とか普通に行けるようになるかなぁ。

心配だよ、しゃんとしてくれよ僕の身体。

いやぁ、なんて病的なんだろう、困ったものだよ。

 

ああ彼女、僕が音大に行っても君を欲していたらきっと連絡をするよ。

環境が変わるその時まで、待っていて欲しい。

だから今は友達で居たいんだ。

 

ずっと続いているライン。

特に恋愛の話はしていない。

ずっと共通の話題、お笑いの話ばかり。

"ひょっとして"な気持ちが芽生えないように、僕は返信を制御する。

今まで話していた、いろんな話題に返信しないで、僕はね、これだけ送りたい。

 

"雨だね"

 

天気を語る程で、丁度良いんだよ、そんな今。